第6回ガイドヘルパースキルアップ研修会報告

イベント

認定NPO法人チャレンジド・コミュニティ『同行援護事業所 あいさぽ』主催にて2023年2月16日(木)、 とちぎ福祉プラザ会議室201・歩道にて、第6回ガイドヘルパースキルアップ研修会が開催されました。今回の研修会では、盲導犬ユーザーの支援方法・ガイドの心構えや実際に盲導犬ユーザーさんとの演習が行われました。

日時2023年2月16日(木) 13:30~16:30
場所とちぎ福祉プラザ 会議室201・福祉プラザ近辺の歩道
参加者10名
講師東日本盲導犬協会 西原健司氏 他 訓練士さん
内容盲導犬ユーザーの支援方法・ガイドの心構え・盲導犬ユーザーと演習

初めに補助犬のことを理解しよう!

 まず座学にて、身体障がい者補助犬(盲導犬・聴導犬・介助犬)についてと、盲導犬の作業と歩行方法・ユーザーさんの作業と誘導方法などの基本を教えていただきました。
 次はいよいよ歩行演習。盲導犬とユーザーさんの後ろから声掛けをして、誘導する支援法を教えていただきました。

補助犬「ジーナ」写真

訓練の成果をみせてくれたのは、ラブラドールの「ジーナ」
普段、大勢の中で歩くことがないらしく、とても緊張している面持ちです。
ハーネスをつけた瞬間から、お仕事モードに切り替わるところはさすが!!

歩道に出る前の準備・心構え

 ガイドはまず、ユーザーさんに「腕をつかみますか?」と聞きます。腕をつかまる場合、ガイドの立ち位置は利用者さんの右側になります。

盲導犬ユーザーの方と相棒の「ぼたん」さんにもお越しいただきました!

実際に歩道での歩行訓練を実施

見守る場合は利用者さんの後方、盲導犬の視線の先にいないように心がけます。

盲導犬は必ず段差・角で止まるように訓練されています。
歩行の際は道の左に沿って歩くように訓練されています。

ユーザーさんは、よくできた時には、「グッド!」と言って褒め一つ一つ評価をします。

ガイドは半歩後ろで見守り、前方に何があるかや、道路状況、周りの景色等を説明しながら歩きます。
順調な時は「よく歩けていますよ」などの声かけも大切です。

まとめ&感想

 十字路を右折する場合、2段階右折や、障害物は右から避ける、声掛け「heelヒール」の意味(左について)など日頃の疑問が解消できとても有意義な研修でした。普段のガイド(盲導犬無しの支援)より逐一説明することが多く、大変さも感じました。ガイドヘルパーの仕事は奥が深い!が実感です。

 最後に説明のあった「犬の評価がユーザーさんを傷つけることがある。盲導犬が主役ではない。ユーザーさんがいて盲導犬が成り立つため、発言や言動には注意を」とのことで、なるほどと思わされました。気を付けていきたいと思います。

第7回同行援護ガイドヘルパースキルアップ研修会について

〔第7回同行援護ガイドヘルパースキルアップ研修会〕下記日程での開催を予定しております。研修テーマなどは詳細が決まり次第ご報告いたします。ただいま、次回研修会への参加予約を受付ております。お問合せ先よりご連絡ください。皆さんのご参加を心よりお待ちしております!!

日時:2023年7月20日(木)10:30 〜 16:00
場所:ライトキューブ宇都宮
内容:未定
お問合せ先:TEL&FAX 028-633-7191

認定NPO法人チャレンジド・コミュニティ
同行援護事業所 あいさぽ